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六花亭のリッチランド [おいしい帯広]

六花亭がまだ帯広千秋庵であったころから、
リッチランド(サイロの形のチーズサブレ)のつつみには地元児童の詩が載っている。

ちびっこの詩で、
おもわず膝をたたいたものがある。
スケート大会という中野くんの詩だ。

スケート大会で、
レースまえ、
あんなにふるえていたのに、
レディ ゴウ、のときは、
それまでのふるえがとまり緊張もさむさも一しゅんでなくなる。
というものである。
わたしはいまでもそのつつみを机のよこにはってある。
集中とは、
じつにこのことをいう。
しばしばサッカーなどで、
集中集中なぞと、
いいあうが、
あれは集中なぞできていないあかしでしかない。
集中とはしずかにふかく沈潜するものであるからだ。

六花亭のリッチランドにしたためられた明朝(みんちょう)のどこかふるくさい書体をみるたびに、
わたしはなえてしまいそうなこころをふたたびふるいおこすのであった。

児童詩誌「サイロ」
http://www.oda-kikin.com/sairo.html





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