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思考停止 [ことば]

思考停止という。
考えることをとめてしまう。
考えることをあきらめてしまう。
そもそも考えない。
言葉が旧態依然のままであるからだろう。
考えることは言葉なしには考えられないからである。

民主主義にかわる、よりましな政体はないのだろうか。
民主主義は最善ではない。
独裁をさける、それよりもましであるとおもわれているにすぎない。
金はかかるし、時間もついやす。
無駄がおおい。
あるひとは、いいひとによる独裁が最善ではなかろうか、といった。
できることなのだろうか。

なぜ、2月を30日にしないのか。
ほとんどのひとが、
それはへんじゃないか、
おかしいじゃないか、
とおもっていないあかし、
ではなかろうか。

加減乗除よりほかに演算の方法はないのだろうか。
数字はわりきれないことがある。
けれど、まわりをみわたしてほしい。
自然にはあまり、はない。

演算とはひとがつくりだした、ひとつの約束にすぎない。
「0」ゼロも発見されたのである。
演算がもたらしたものは現実の繁栄といえよう。
が、その演算がもたらしたもの。
人口爆発、パンデミック、核、自然破壊、貨幣。
繁栄の影はその裏返し。

風は一見、不規則に見える。
けれど、そこに規則性はないのか。
それがつかめれば天気をしるてがかりとしてのたしかさはそうとうにあがるのではなかろうか。
コンピュータの解析速度が問題なのではなく、
そこへ入力する要素である言葉こそがとわれている。
天気予報が不確定なのは、
気温、気圧、風速、風力よりほかにあたらしい概念、
あたらしい言葉を見出せていないからにほかならない。

ひとはふえた。
これからもふえるだろう。
が、ひとは言葉をふやせていない。



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