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がんばれ、というかんがえ [サッカーの基礎]

がんばれ、
という。
さぁ、もっと、がんばって。

あるひとは、
がんばっているじゃないか、
とおもう。
このうえどうがんばればいいのだ。
しょうじきな感想ではあるまいか。

問題は、
だれが、
どのようにすれば、
どう、
がんばれるのか、
ではなかろうか。
それがすべてはぶかれている。
そこに気づくひとがすくない。

わたくしはスポーツでの応援のしかたに問題があるとかんがえている。
応援とは応援するがわのわがままでしかない。
だらだらと太鼓や笛にあわせ、
おなじことばで声をあわせる。
ときに怒号。
トリッキーなプレイには歓声はあがるけれど、
平凡にみえる、
質の高いプレイには声はあがらない。
一人一人がいうことばはいつもおなじ。
「がんばれ。」

ちびっことサッカーをしている。
みわたすと、がんばるちびっこばかりじゃないか。
とくに攻められるとゴールをさせまいと、
自陣ゴールまえにあつまる。
で、攻撃にかわると、もとの位置にかれはいない。
ディフェンスにおわれ攻撃がおくれる。

がんばりすぎだよ、
と声をかける。
そんなにさがっていては攻撃のときに余計にはしらなくちゃいけないじゃんか。
さがりたいのを辛抱してさ、なかまにまかせてみたらどう?
そういうと数分はがまんできるのだけれど、
いくたびか攻勢をかけられると、
もとの木阿弥(もくあみ)。

がんばれるこはいつもぐったり。
くたびれているのに、
もっとがんばります、
という。
だめだよ。
疲れていちゃがんばれっこないじゃん。
やすむんだよ。
しっかりと。

何点いれられたか。
そんなことは気にしなくていい。
それよりも、
ゴールをきめること。
そこにおもいをはせてほしい。





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