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クリアミス(からぶり)の光景 なでしこジャパン [サッカーの基礎]

AFC 女子アジアカップ インド 準決勝
2/4 中国2-2(PK4-3)日本

東京オリンピックのなでしこジャパンは観ているのがつらかった。
この試合はそのようなことはなかった。
あきらかに質はちがっていた。

まず、熊谷紗希選手を攻撃陣にすえるべきである。

延長後半に同点にされたのは、
長谷川唯選手のクリアミスがあったからである。
わたくしはおもいだす。
おなじ光景を。
むかし男子の全日本チームがしばしば犯したミスである。
クリアするだけのボールをからぶりしてしまう。
致命傷であった。

なぜそれが起きるのか。
そうならないための対策をつきつめれば解決もしよう。

なでしこジャパン。
決定機にボールをうかしてしまうというミスをなんべんもくりかえしていた。
つまり、なぜ、ゴ-ルへのパスがういてしまうのか、
その理由がつきつめられていないからである。

蹴りかたに問題があるのか。
それとも芝生になれていなかったのか。
いずれにせよボールの下を蹴るからで、
要因は1つ2つくらいしかないはずである。

精確なキックは正確なトラップがあってこそ。
そこがつたない。
つまり。
基本中の基本がおざなりだということ。

スペースのつかいかたがなっていない。
男子チームのサウジアラビア戦をなぜ参考にしなかったのか。
ボールを遠くとばすための筋力をそなえること。
両サイドをドリブルでしかけること。
ペナルティエリアでの壁パスをつかうこと。

現代のサッカーは情報にまどわされるばかりである。
クリーンシート(無失点といえばいい)とか、
デュエル(1対1といえばいい)とか、
ゾーンディフェンス、マンツーマン。
用語や戦術論がひとりあるきする。
サッカーのルールはかわらないのに。

たたかうのはいまもむかしもひとりのにんげんでしかない。
攻撃のチャンスをうかがうのに、
ことばはひつようではない。
感じれば充分。
その眼をやしなうことのほうが大切なのはいうにおよばない。





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