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マンボズボンとスリップオン [みだしなみ]

中学生のころ、
マンボズボンをはいてみせたのは会田君である。
黒のスリップオンをみせてくれたのも会田君である。
会田君は細身で背がたかい。
わたくしはカッコイイとおもった。
ズボンははかなかったが、スリップオンははかせてもらった。
手間のいらない靴。
スリッポンである。

瀬口君のいえにあそびにいったとき、
本棚にメンズクラブ(婦人画報社)が数冊あった。
アイビー特集号である。
スリップオンをくわしく知った
わたくしはむさぼり読んだ。
増刊アイビー特集号第5集はじぶんで買えた。
既刊本を瀬口君に借り、いくたびと返却の督促をもらうことになる。

マンボズボンとは母親がおしえてくれたよびなである。
いわゆるボンタンというズボン。
それも学生服に特化したズボンではあるまいか。

いなかだから鈍感なのではない。
鈍感なひとがおおそうである。
それがいなか。
それだけのこと。
インフルエンサ influencer はたしかにいた。





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