SSブログ
スポーツ ブログトップ

WBCでU.S.A.に負けたワケ [スポーツ]

惜敗といえばそのとおりだろう。
完敗といえば、そうかなぁ、とおもうだろう。
言葉とはつかいようだ。

わたくしは完敗である、と感じている。
紙一重という。
けれど、その紙一重というのは、けっこう厚いということをしるひとはすくない。圧倒的に。

ニッポンの野球をスモールベースボールという。
なるほどそういうものか。
それは発見であった。
が、そんなことはどうでもいい。
そうおもうひとがそうおもう。
それだけのこと。
こんかいはそこに固執してしまったとはいえまいか。
8回裏、小林誠司捕手に代打内川聖一選手。
かれはたった一度のチャンスをものにした。
次は山田哲人選手。
ここでこそ山田哲人選手を1番バッターにすえたかいがあったというもの。
が、あっさりと犠打。
なんのための山田哲人選手の1番起用なのだろう。

犠打は有効か。
有効だと信じてうたがわないニッポンの指導者層。
それを支えるおおくのファン。
そこに問題の巣窟がある。
守備的では勝てないのに攻撃的な発想になれない。
スモールベースボールかどうか、以前のもんだいではあるまいか。


nice!(0) 
共通テーマ:スポーツ

第101回日本陸上競技選手権大会男子100m決勝 [スポーツ]

あたまは重い。
それをささえる首。
そのふとさ。
サニブラウン・ハキーム選手、ケンブリッジ飛鳥両選手の首である。
首から下へ。
ふとい体幹が、からだをつらぬいている。
かれらのはしりをみれば陸上の専門家ではないわたくしとてわかる。
からだのブレがすくない。
ゆえ、安定する。
あとは手と足を駆使してまえへまえへすすめるだけだ。

無駄がすくなく、両足だけが回転している。
まるで箒(ほうき)がはしっているようにみえる。
両手で推進力をつけ、駆動する。

たまたまではなさそうである。
なにかがかくじつにかわる。
そのなにかはわからないけれど、陸上競技のあきらかな変革ではなかろうか。
それは10秒をきるかきらないかということだけをいうのではない。
イチロー選手、野茂英雄選手、中田英寿選手を同時代にみられる幸運。
それとおなじような歴史的な快挙をみられるかもしれない。
第101回日本陸上競技選手権大会。
2日目。
男子100m決勝はきょう6月24日午後8時38分。
みのがすわけにはいかない。



nice!(0) 
共通テーマ:スポーツ

全部のレベルで指導者がかわること [スポーツ]

ダルビッシュ有選手が、日本球界への警鐘(サンケイスポーツ球界ここだけの話)で。

メジャーリーグと肩をならべるためには、
「(アマチュア・プロの)全部のレベルで指導者が変ること。」
徹底さの見識はまるで西郷隆盛。
卓見である。

少年野球サッカーをみていると、てつづきやかたちにこだわってばかり。
ちびっこたちはプレイをちっともたのしんでいないじゃないか、
といきどおるばかりである。
それはまさしく、そこにいる少数のおとなたちのせいであるからだ。

で、戦後、もし教育の現場で戦前学校で教鞭をとっていたひとたちが、
いっせいにあたらしいひとたちにとってかわっていたら、
と想像する。
司法はいうにおよばず、
立法、行政、地方と、
すべての公務員(高等文官試験合格者はもれなく)を戦後、
刷新していたら、
ニッポンはどうなっていただろうか、
と想像する。

混乱はとうぜんあるだろう。
が、いまよりもすこしはましではなかったか、
と想像する。

このくににたりないものは、
徹底。
その覚悟。





nice!(0) 
共通テーマ:資格・学び

大相撲がつまらない [スポーツ]

以下のものは2004年に書いたものだ。
組織はあれからまったくかわっていない。
いや、そもそも変れないのではあるまいか。
それがニッポン。
よくもわるくもわれらが祖国。

  大相撲がつまらない

 曙が相撲をやめた。

 小錦といい、それはけっして偶然ではない。

 相撲が発展するには、いまよりもっと国際的に開放せざるをえない。
 にもかかわらず。
 母国語に英語をもつ小錦や曙に逃げられた協会側に、その不自由さに気づく人は果たしているのだろうか。
 いるにせよ少数の傍流でしかないのだろう。
 口にするのもはばかられる。
 辞めたいのなら勝手に辞めろ。
 そんなところだろう。

 かわいがる、という欺名のもとに堂々と行われているいじめ。
 その陰湿さは他の国にはみられない日本独特のものである。

 年寄株。
 なぜあのような不確実が高価で売買されるのだろう。
 それすらも疑わない。
 それがいままで行われてきたという事実のみにあぐらをかいているにすぎない。
 そこにあるものは既得権の死守でしかなく、老弊である。

 20歳代で引退。
 なんたる老け込み具合であるか。
 そんな年寄じみた溌剌のない社会が魅力をもつとは到底考えられない。
 すたれることはもはや自明の理となった。

 30、40歳で現役。
 そういう力士をつくらなくてはならないのに。

 場所数、地方巡業が多すぎて力士への過大な負担になっているのである。
 関取ではない。
 力士がへとへとなのである。

 高見盛関が人気である。
 これすらも年配、子供に人気があるにすぎない。
 かれらと同輩の諸君は、妙な気合のいれかたをする相撲取り程度にしかかれをみていない。

 北の湖さんは賢明なかたである。
 危機感もひしひしと感じていらっしゃるであろう。

 協会に拘束しなくても、曙、小錦の協力はえられよう。
 柔軟に、斬新に、変っていかなくて、未来の大相撲はない。

 それにしても大相撲経験者のみで構成される協会というのも妙である。
 ふんどし組ばかりで、背広組がいない。
 興行であるいじょうこの方式で差し支えなかったのだろう。
 いままでは。
 だが、このままだと相撲協会は協会自体で変ることは永遠にできない。
 別の大相撲団体がつくられるまでは。

 閉ざされた社会とはそういう問題を胚胎しているのである。
 いつも。
 つねに。(1.21.04)


相撲協会は法人をやめ、株式会社化するべきではなかろうか。

あわせて、
 大相撲はいつから国技になったの?
 http://www17.plala.or.jp/borisu/fujun_sports.archives/fujun_sports.2.16.03.html





nice!(1) 
共通テーマ:スポーツ

ベースボール、そして、野球 アジアシリーズ [スポーツ]

 Baseball を野球と表したのは正岡子規。

 わが国で行われているのは、たしかに Baseball ではなく、野球である。
 全体を支えるのが球界であり、そこで普及伝播するのが野球道。
 もちろん似非もある。
 それは求道であり、また精神であり、雰囲気である。
 空気ともいう。
 野球はあくまでも野球である。
 この国で野球は野球として完結している。
 それはBaseball とは似ているが異質なものである。
 たたかう相手が Baseball だと、こちらも Baseball で挑めるのだが、野球が負けた場合(めんつ。)のことを考慮してベストメンバーは組めない。
 というよりも責任の明示をしたくないがために、組まない。
 そののち、野球圏内に再突入するや、またもとの野球に戻る。
 これだからいつになっても Baseball には勝てない。
 でも、ひょっとして、野球を底上げ(むしろ底辺の拡大か。)できれば状況はちがったものになる、かもしれない。

 野茂英雄選手は Baseball がしたかった。
 ただそれだけだ。
 他意はない。
 もちろんいまも同じである。
 先駆者の動機というものはいたって単純であるものだ。
 それゆえに強固でもありうる。

 野球は野球なりにおもしろい。
 Baseball は大味でおもしろくなく退屈きわまりないという。
 ひとそれぞれか。
 本場ではすでにワールドシリーズをたたかっていて、その勝者が世界一といっている。
 いまひとつのチャンスはアジアシリーズと名うってみてはどうだろうか。
 アジア圏であれば出場制限枠を設けない。
 そこでするのが Baseball ではなくて野球なら、Baseball と競える可能性が見えてもこよう。

 パシフィックリーグなんていうのはよして、モンスーンリーグ、タイフーンリーグ、レインフォレストリーグなど名称にはことたりる。





nice!(0) 

解体、体育会 [スポーツ]

 体育会への違和感と題して16年まえに書いた。
 状況はかわっていない。


 おとなだけでサッカーをした。
 芝生のフルコートで、である。
 天候には恵まれた。
 風は強かったが。
 ベストの環境とはいえないまでも著者にとっては最善のコンディション であった。
 体力、気力とも充分であった。

 が、振り返ってみて、
 つまらない。
 もう絶対に参加するものか。
 と、おもっている。

 こどもたちがつまらないというのと、似ているのではないか、とおもう。
 それはただ著者が稚拙だから、という理由だけではない気がするからである。

 他のひとはまがりなりにも経験者ではあった。
 著者のみが初心者であった。

 4人のディフェンスの左サイドをまかされた。

 攻撃はするな、という。
 攻撃しても意味がないらしい。
 逆に、その空きを攻められる、という。

 キーパーの指示に従え、という。

 下手なコーチングはするな、という。

 負けているときは、余計な鼓舞はするな、という。
 意味がないことは、ただするな、という。

 著者は、これが体育会なのではなかろうか、と考える。
 体育会を経験したことのない者だから感じる違和感なのではあるまいか。

 それでもその違和感を払拭しようと、指示ならぬ命令にしたがった。
 が、一時、自陣でのコーナーキックの際、チームメイトの3人から3様の ポジションどりを指示された。
 著者はたちまち混乱し、
「指示をひとつにしろ。」
 と大声をあげた。

 そのときから、あきらかに著者にたいする反応がかわった。

 体育会はわが邦、独特のものであろう。
 体育そのものが欧米にはないときく。
 ただそれのみをもって違いをいうのは短絡かもしれない。

 が、おとなのサッカーにその体質はあきらかに存在し、しかも大手をふっている。
 そのことに気づかないおとなたちがいまもこどもたちを指導する。
 それはこどもたちにとって不幸を意味する。

 体育会のまったく息のかからないところから多くの選手が育ってくることを、 切に願う。





nice!(0) 

スポーツマンシップを問う 座布団舞う、大相撲11月場所 [スポーツ]

  スポーツマンシップを問う 座布団舞う、大相撲11月場所

朝青龍敗れる。
勝ったのは琴欧州。
紫色の座布団が大相撲11月場所の会場、福岡国際センターに舞う。

全国放送。
その映像をこどもが見る。
なんどもなんどもこどもが見る。
横綱が負ければ座布団をとばすものだと勘違いしてもしょうがないのではあるまいか。
波乱があれば座布団が舞う。
それはすなわち、気にいらないことがあれば、
「きれる。」
といって傍若無人。
それを奨励していることに、だれも気づかない。
制止すべきはずのおとなが笑いながら楽しそうに座布団をとばす。
感情はすでにその箍(たが)がはずれている。
これがニッポンである。

だれかが座布団をとばす。
あぶないじゃないか、とだれもおもわない。
テレビでみたことがある。
まえからやってみたかったんだ。
わぁ、すごい、壮観だ。

想像力の欠如。
やってはいけないという規範すら皆無。
モラルもマナーもへったくれもない。
在るのは言葉だけじゃないか。
道徳すらなっていない。
道徳以前の問題じゃないか。

著者は絶対に会場へは行かない。
あたまに座布団があたったら危ない。
被害に遭いたくない。
危害を加えたくない。

大相撲だけではない。
野球だって、フットボールサッカーだっておなじである。
熱狂のあるところにはかならずある無規範。
そういう卑劣がまかりとおるからフェンスやネットで区切られてしまう。
むしろそのほうが良い、といっているようなものではないか。

英国のフットボールサッカー場の、芝生と観客席は近い。
へだてるものはなにもない。
しかしそこに厳然として在るものは選手とファン、たがいの信頼のみでしかない。
それをスポーツマンシップというのではないのか。

柏レイソルのホーム、柏市日立サッカー場。
著者のいちばんすきなフットボールサッカー場である。(11.29.05)





nice!(0) 
共通テーマ:スポーツ

負けっぷりが悪いぞ、横浜DeNAベイスターズ [スポーツ]

横浜DeNAベイスターズ。
優勝の可能性がないという。

わたくしは支援者ではないからだまっていればいいのかもしれない。
けれど。
応援をばかにしないほうがいい。
負けつづける。
それでも応援してくれるひとはいるだろう。
それでいいのか。
スポーツを、とりわけ野球をコンテンツ商売といいきったのはだれか。

まず投手陣。
野球はいちに投手、にに投手、さんに投手。
9回を投げられなければ、8回。
8回を投げられないのなら7回。
7回を投げられなければ6回。
6回を投げられなければ5回。
5回を投げられなければ4回だってOK。
4回を投げられなければ3回。
3回を投げられなければ2回
2回を投げられなければ、
1回づつでもいい、9人で投げわける。
1/3しかもたぬならば、それにふさわしい投手陣を確保する。
それでいいじゃないか。
投手陣がひきしまれば、勝負にはなる。

投げられないことをなげくのではなく、
投げられたことを評価していく。

危機は好機になりうるかもしれない、
ゆいいつの、
絶好の機会にちがいないのだから。





nice!(0) 
共通テーマ:スポーツ

怪物などいない [スポーツ]

松坂大輔投手が引退する。
かれを平成の怪物とよんだ。
ほめそやす。
メディアの常套句。

怪物などいるものか。
わたくしはおもう。

江川卓さんとてしかり。
怪物なら怪物の、
みのひきかたがあるべきではないか。
いや、
そもそも怪物はみをひかない。
ゆえに怪物なのである。
政界、
財界、
うようよいる。

すくなくともスポーツの世界には怪物などそんざいしえない。
引退後のことはしらない。

令和の怪物。
ああ、あの選手ならそういわれるだろう。
さっしがつく。
が、まちがいである。

試合後、氷で肩をひやす姿。
マッサージをたんねんにうける四肢、背中。
えんえんとつづく素振り。
まんぞくいくまでのシャドーピッチング。
かれらはまちがいなく怪物なのではない。
ぎりぎりの自己鍛錬の結果。
その雄姿をみせているにすぎない。
虚勢だけかもしれないのだ。

スポーツの世界に、
怪物などいない。





nice!(0) 
共通テーマ:スポーツ

オススメは、実況なし スポーツ中継 [スポーツ]

パラリンピック東京大会
ホイルチェア(車いす)バスケットボール男子決勝
9/5 アメリカ合衆国64-60日本

ボッチャの個人決勝以降、
実況なしのライブ映像でみている。
よけいなおもいをせず、
客観できる。
実況はいらない。
確信をえた。
競技は淡々と進んでいた。

凡ミスが3本あった。
これがなかったら、もっと緊迫していたかもしれない。
結果論ではある。

ホイルチェア(車いす)バスケットボール男子日本チームは、
この大会でつよくなっていった。
ままある。
たまたまのできごとがたびかさなることで、
おもいもよらない化学変化がおきた。

やるべきこと。
状況によって、すべきこと。
その選択で、よりよい選択ができる。
あと、
挑戦。
勝つ。
明快なことばをもてたこと。

ひとりひとりが整理できている。
で、結果が好転。
まちがいはないという確信をえる。
うたがう必要がないからまよわない。
判断が速くなる。

大会をつうじてまなばせてもらった。

第2、第3の香西宏昭選手をめざすちびっこたちは、
もう練習にいそしんでいるにちがいない。

参考
このままでいいのか、スポーツ実況
http://www17.plala.or.jp/borisu/fujun_sports.archives04/fujun_sports.6.13.04.html





nice!(0) 
共通テーマ:スポーツ

フィジカルで負けているゾ アカツキ5 [スポーツ]

FIBAバスケットボールワールドカップ2023
アジア地区予選 Window1
11/27 中国79-63日本
11/28 日本73-106中国

惨敗。
東京オリンピックでバスケットボール女子チームを2位にみちびいた、
トム・フォーバスヘッドコーチの初陣である。

この試合をとおして、まずやるべきこと、それは。
あたり負けしない肉体をつくることではあるまいか。
ラグビージャパンがしめした道のり。
それがおおいに参考になるはずである。
かれらも肉弾戦で負けていた。

世界戦はbリーグにくらべて肉弾戦の様相を呈する。
それほどにディフェンスは容赦ない。
それが世界基準。
にもかかわらず、
あたり負けしていてははなしにならない。
体格で負けている、以前に体質で負けた。
それが中国戦敗因のおおよそではあるまいか。
フィジカルで完敗、が原因なのである。

シュートのとき相手チームにからだをあてられ、
からだの軸がぶれる。
それだけでシュートの精度はおちる。

また反対に、
相手チームがシュートをするとき、
日本チームが相手にからだをあてる。
が、相手はびくともしない。
はじきとばされる。
これでは試合にならない。

体幹を鍛えなおす。
相手にあたっても、
相手にあたられても、
からだの軸を瞬時にたてなおせる。
いままで以上の、
より精緻なフィジカルづくり。
これこそが急務なのではなかろうか。




nice!(0) 
共通テーマ:スポーツ

無策なセコンド陣 村田諒太選手対ゲンナジー・ゴロフキン選手 [スポーツ]

4/9 ボクシング世界ミドル級王座統一戦
WBAスーパー王者村田諒太選手対IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン
9回2分11秒TKOでゲンナジー・ゴロフキン選手は勝った。

村田諒太選手は打たれすぎではなかったか。
ボディーブローを打っていたら結果はかわっていたのではないか。
ここが核心ではなかろうか。

どのような基本戦略があったのかはしらない。
けれども状況によって変えるのも、
また戦略ではないだろうか。

ゲンナジー・ゴロフキン選手の左ジャブをまず避けること。
これは第一の課題であったはずである。
村田諒太選手は右へ、右へ、動くだけでもダメジはさけられたのではないだろうか。
その工夫がない。
村田諒太選手の左ボディーブローが有効打になったとき、
ここぞとばかり、
路線(あったのかどうかはしらないけれど)をそこへの集中にかえるべきではなかったか。
それもつづけられなかった。

村田諒太選手ご本人というよりも、
むしろ、
セコンド陣の無策に不満がのこる。

むかし学生運動さかんなころ、
どこかのセクトでうたわれていたことばがある。
一点突破、全面展開

歴史を知るにつけ、
このことばのもつたしかさを再認識するばかりである。





nice!(0) 
共通テーマ:スポーツ
スポーツ ブログトップ