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ラッパズボン [みだしなみ]

中学生のころ、
ラッパズボンにあこがれたときがある。
わたくしはずうっとストレイトのズボンをはいていたのだけれど、
となりのクラスにおなじような体型の同級生がいて、
ズボンを交換した。

わたくしは満足であった。
なにせ、いちどははいてみたかったラッパズボンである。
つぎの日にはもとにもどったのではないかしら。
にあわないことがわかったからである。

ベルボトムということばを知ったのはそれからどのくらいたっていただろう。
ストレイトとて知っていたかどうか。
スニーカー、
ジーンズ、
コッパン、
ボタンダウンシャツ、
Tシャツだって知っていたかどうか。
丸首の半袖、白の半袖、半袖の下着、といっていたのではなかったか。

ジーンズなどはGパンというくらいは知っていたかもしれない。
それをはくと先輩に目をつけられたものである。
ことにスリムなぞはご法度であった。
ズックとて、メーカー品のスニーカーをはくものなら、
これまた先輩に目をつけられた。
それほどに目だつものであったのだろう。





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マンボズボンとスリップオン [みだしなみ]

中学生のころ、
マンボズボンをはいてみせたのは会田君である。
黒のスリップオンをみせてくれたのも会田君である。
会田君は細身で背がたかい。
わたくしはカッコイイとおもった。
ズボンははかなかったが、スリップオンははかせてもらった。
手間のいらない靴。
スリッポンである。

瀬口君のいえにあそびにいったとき、
本棚にメンズクラブ(婦人画報社)が数冊あった。
アイビー特集号である。
スリップオンをくわしく知った
わたくしはむさぼり読んだ。
増刊アイビー特集号第5集はじぶんで買えた。
既刊本を瀬口君に借り、いくたびと返却の督促をもらうことになる。

マンボズボンとは母親がおしえてくれたよびなである。
いわゆるボンタンというズボン。
それも学生服に特化したズボンではあるまいか。

いなかだから鈍感なのではない。
鈍感なひとがおおそうである。
それがいなか。
それだけのこと。
インフルエンサ influencer はたしかにいた。





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LACOSTE ラコステ社製の黄色いポロシャツ [みだしなみ]

まだバイパス道はできてなかった。
家のまえは国道241号であった。
駅前ではあったが街のはずれ。
国道とはいえ、まちなかにだけの舗装であった。

国道をはさんでサカエ式農機具製作所があった。
長男はわたくしのひとつうえであった。
おしゃれで、
中学校へかようのに、
学生服のズボンをスリムにしたてなおしてはいていた。
くつはスリップオンであった。
あるとき、なにげに黄色のポロシャツをきていた。
LACOSTE ラコステ社製であった。
フランス製であったのだろう。
メーカー品のうえをいく、
一級品。
帯広で買ったのだろうか。
そうだとすれば、
帯広広小路「メンズショップ トクラ」あたりが仕入れていたのかもしれない。

メンズクラブでちらちらとめにしていただけである。
手にしたのは、東京の新宿「三峰」。
あれから7年たっていた。





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Chipp のジャケット [みだしなみ]

札幌の大通西1丁目に札幌マルサがあった。
そこの4Fに Forest というメンズショップがあった。
わたくしはそこで Chipp のジャケットを買った。
羊毛のジャケットはいまでももっている。
37.000円ではなかったか。
けっこう高価であった。
マドラスチェックの夏物は兄貴に献上した。

Chipp は John Fitzgerald Kennedy (ジョン・F・ケネディ)が Suite をあつらえた老舗。
すでになく、
ニッポンではマクベスがライセンスをもっていた。
そのマクベスもいまはない。

わたくしのシャツはほとんどが Chipp である。

アメカジの前身である、アイビースタイルがすきであった。
メンズクラブ(家庭画報社)を熟読していたとは以前書いた。
あこがれは新宿のアドホックのメンズショップである。

修学旅行で東京にきて、
アドホックにいきたかったのだけれど、なぜか銀座の三越へ。
そこで紺のHの文字がはいったレタードカーディガンを買った。
白地でかたほうの腕に紺色の二重線があった。
Gant 社製であった。
それでこずかいをつかいはたす。

そでをとおしたことはあまりなかった。
実家にねむっているのだろうか。
生地はずいぶんと厚手であった。





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