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代表チームの問題点。正確なトラップが精確なパスをうむ [サッカーの基礎]

ニッポンサッカーチームはオーストリア、グラーツ。
現地時間2020年11/13日パナマとの国際親善試合に1-0で勝った。
南野(リバプール)拓実選手がPKをきめた。

わたくしは前半と後半のはじめをみてよした。
ばたばたとして、つたないミス、ミス、ミスの連発にくたびれてしまった。
つまんねぇ、というのが実感。
決定的な欠落を感じた。
それはトラップのつたなさであり、捕球がなっていないのではないか、ということである。

MLBにカル・リプケンがいた。
ショート・ストップ遊撃手である。
かれは打撃はもちろんその守備に秀でた名手であった。
なにせミスをしないのである。
そのかれが、いわゆるダブルブレーについて、いわく、
「しっかりと捕球すること。」
という。
ダブルプレーは連動した「さばき。」を必要とする。
まずキャッチングだ、と名手はいうのである。

ニッポンに欠けているのは、この、
「しっかりと捕球する。」ことではなかろうか。
つぎのプレーを急ぐばかりで、捕球がおろそかになっている。
ばたばたする印象とは、じつはトラップが下手なくせに、それに気づかずあせって配球しようとする。
そのわるい癖にだれも気づいていないからなのだ、と。
わたくしはかんがえる。

正確な捕球(トラップ)があってこそ精確な配球(パス)を可能にする。
あわてず、しっかりとボールをみて捕球する。
基本ができていないというよりも、基本をわすれてしまっているのだろう、とおもいたい。






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太陽に問う [ことば]

  太陽に問う

太陽は、のぼろうとしていた。
輪郭は、まぶしくてたしかめられない。

そのとき、男は、おてんとうさまに問うた。
「おてんとうさま、おてんとうさま、おてんとうさまのちからをわたしにくださいませんか。」
「おてんとうさま、おてんとうさま、どうか、どうか、おてんとうさまのちからをわたしにくださいませんか。」
おてんとうさまは、笑いながらこたえたそうな。
「おまえのからだではわたしのちからはおさまらない。」
「おてんとうさまのちからをわたしに分けてくださいませんか。」
すると、おてんとうさまは、キリッとおっしゃった。
「おまえたちにはすでにあたえてある。」

「…なげかわしいのは、ほとんどのものが、そのことに気づいていないことなのだ。」



 絵本にしたいとおもっています。
 どなたか、合作しませんか。



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追悼ディエゴ・マラドーナ。ていねいにボールをあつかう。ディエゴとシンジ [サッカーの基礎]

ワールドカップ・マスターズサッカー 1989 ヨーロッパ選抜 vs 南米選抜。
1-3で南米選抜が勝った。
MVPはジーコ。
優秀選手はカールハインツ・ルンメニゲ。
わたくしは現場で観ていた。
連れていってくれた早川さんは、
「南米選抜が勝つよ、きっと。」
といった。
「こういう試合はテクニックのあるチームが勝つんだ。」
なるほど南米選抜は勝った。
テクニックとはなんぞや。
謎ときのはじまりであった。

あわてず、しっかりとボールをみて捕球すべきだ、と11/14日に書いた。
が、それはつまり、
ていねいにボールをあつかう、
ということである。

さきの試合にディエゴ・アルムンド・マラドーナはでていない。
イタリア・ナポリで現役であった。
ディエゴ・アルムンド・マラドーナは曲芸師のようにボールをあつかった。
それはていねいにボールをさばいていたからできた芸当である。
小野伸二選手もまるで曲芸師である。
ふたりの差はなにか。
それはゴールヘのパスという意志。
ゴールをみている回数。
この差なのではなかろうか。






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