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かつ丼だいすき [とんかつ大好き]

そこでとんかつをたべた記憶はすくない。
かつ進三組坂下外神田店。
もちかえりのかつ丼ならばなんどたべたかかずしれない。
かつはおおきく、
容器にどっぷりとのっている。
たまねぎはすくなめで、
とじた卵の白身が印象的であった。
うすむらさきのしば漬けがそえてあった。

もう20年いじょうたつ。
値段もあのころ600円はしなかったのではなかろうか。
580円とかそんなところであったとおもう。

ヴォリュームと濃いあじつけがだいすきであった。

御徒町はとんかつの有名店がおおい。
有名店はそのころからやわらかい肉をうりにしているようであった。
が、
断然、
ときたま筋の部分を前歯でかみきらなければならなかった、
ロース。
あのかつ進の、
かつ丼がいちばんであった。


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かつ、カツ、カツレツ [とんかつ大好き]

御徒町はとんかつの名店がおおい。
井泉はそのひとつ。
はじめていったのは先輩といっしょ。
かれがおごってくれた。
東京優駿つまりは日本ダービーでダイナガリバーが優勝したからだといった。
けっこうな払戻であったらしい。

で、井泉。
カウンター席であったろうか。
カツ定食をたべた。
やわらかさにおどろいた。
ごはんのおかわりを3度。
みそしるは2度であったか。
女性のまかないさんが、
「おてまえさん、おてい1まい。」
おっとりしていて、
キリッともしていて老舗の矜持もふくみながら風情をかんじたきがしたのをおぼえている。

かにサラダを追加で注文した。
きゅうりとかにをマヨネーズであえるだけなのだけれども、
瓶入のマヨネーズにかくし味がはいっているような、
日常つかっているポリエチレンのチューブのマヨネーズではおなじような味がだせない。
かに肉とかに風味の素材のちがいだけなのかもしれないけれど。
かつサンドも人気なのだろうな。
好きだという知人がいる。


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ひれかつ [とんかつ大好き]

30年まえになるだろうか、
御徒町の蓬莱屋でひれかつをたべた。
ぽん多もそのころであったとおもう。
いずれもみるからに上質なひれかつであった。
ともにころもはうすい。
蓬莱屋よりも、
ぽん多のほうが揚げる温度がひくいせいか肉の色がちがう。
ころもとてまったくちがうわけなのだけれども。

ロースがすきなので、
あのひれの上品さというか、
脂っけのなさが単調におもえたのをおぼえている。
そして10年ほどまえに蓬莱屋へいった。
むかしの記憶が強かったのか、あまり印象にはのこらなかった。

30年まえといえば、
蓬莱屋のひれかつは高価であった。
その印象がつよく、
なかなか暖簾をくぐれなかった。
わたくしの舌がこえたのかどうかはわからないけれど、
ただのひれかつになっていた。
食は舌ではなく、
脳でたべている。
それほどにとんかつは一般化し、
ひれもまたおおくのひとの口になじんだということなのだろう。
裕福になった。



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チキンかつのおもいで [おもいでの札幌]

札幌にいたころは20数人といっしょの下宿にすんでいた。
月曜の夕食はきまってかつれつであった。
どこかくじらの肉ような、
とんかつのような。
それまでたのしみのしていたし、
おかわりもした。
それがチキンかつとしるまでは。
しってからはのどをとおらなくなってしまった。
なんていうことだろう。
ごはんも1膳。
まったくたべられなくなってしまった。

のこすのであるから、もったいない。
ほしいひとにはあげた。
おかずをのこすことは避けたかった。
せっかくつくってくれたのだ。
それに、わたくしのほかは平然とたべていた。
胃ではなく脳でたべている、
とはいぜんからおもっている。
目でみ、
鼻でかぎ、
舌であじわう。
鼻が不調のときは酸いか甘いか塩加減なら舌でわかるけれど、
風味はわからない。

鶏が苦手な原因はいまでこそないけれど、
そのころは鶏をほふるときの映像がこころのなかにうかんでいた。

いまは良質な鶏のからあげはよくたべる。
北海道では、
なぜかはわからないが、
それをザンギと、
しかもカタカナで表記していたのをおもいだした。


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なぜちびっこはサッカーをやめるのか [サッカーの基礎]

なぜちびっこはサッカーをやめるのか。
わたくしはつまらないから、やめた。

小学生のころスポーツ少年団というのがあって、
そこでサッカーをためした。
練習があって、
ヘディングの練習をした記憶がある。
試合では左サイドバックスであった。
サイドラインぎりぎりの浮き球をボレーでうしろに蹴った。
サイドラインをきらなかった。
その記憶しかない。

練習への参加はその日いちにちであったとおもう。
つまらないからやめた。

あのとき、
いまのわたくしがなかまとしてちかくにいたとしたら、
どんなふるまいをしただろう。
去る者は追う。
いまのわたくしならば、
どうたいしょするだろう。
たぶんちびっこのわたくしのほうが頑固なきがする。
やっぱりスポーツ少年団をやめたであろう。

ちびっこがサッカーをやめる。
サッカーの本質であるゴールをあげるたのしさをたっぷりとあじわうことなく、
去っていく。

わたくしがふたたびサッカーをはじめたのは30年後であった。

たいがいはひととのわずらわしさのうちにやめていく。

サッカーはすきなのに、
サッカーがきらいになる。
ほかのスポーツもおんなじであろう。


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第101回日本陸上競技選手権大会男子100m決勝 [スポーツ]

あたまは重い。
それをささえる首。
そのふとさ。
サニブラウン・ハキーム選手、ケンブリッジ飛鳥両選手の首である。
首から下へ。
ふとい体幹が、からだをつらぬいている。
かれらのはしりをみれば陸上の専門家ではないわたくしとてわかる。
からだのブレがすくない。
ゆえ、安定する。
あとは手と足を駆使してまえへまえへすすめるだけだ。

無駄がすくなく、両足だけが回転している。
まるで箒(ほうき)がはしっているようにみえる。
両手で推進力をつけ、駆動する。

たまたまではなさそうである。
なにかがかくじつにかわる。
そのなにかはわからないけれど、陸上競技のあきらかな変革ではなかろうか。
それは10秒をきるかきらないかということだけをいうのではない。
イチロー選手、野茂英雄選手、中田英寿選手を同時代にみられる幸運。
それとおなじような歴史的な快挙をみられるかもしれない。
第101回日本陸上競技選手権大会。
2日目。
男子100m決勝はきょう6月24日午後8時38分。
みのがすわけにはいかない。



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きにしすぎ、それは高い能力 [ことば]

ひとはいう。
きにしすぎであると。
きにしすぎのどこがわるいのだろう。
きになる。
きにする。
なやむ。
なやみつづける。

ちいさなことでくよくよするという。
けれど、それはちいさいことではないはずだ。
生きていくための、たいせつな、根幹にふれる、ことがらだろう。
けっしてちいさくなんかあるものか。

それはもちあじである。
きにしすぎかどうか。
だれが判断をくだせようか。
判断はつかないものだ。
きになれば徹底的にきにすればよいだけではなかろうか。
それがもちあじなのだから。

もちあじがただしいものかどうか。
それはわからない。
が、もちあじをつかいこなせば、それはもはや才能である。
高い能力である。
わたくしはそう信じる。
自戒である。



タグ:もちあじ
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