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ひとは死ぬ、芸能はのこる [追悼中村吉右衛門さん]

鬼平犯科帳をいっきに読んでしまった。
そのきっかけになったのが、
中村吉右衛門さんが長谷川平蔵にふんするテレビ鬼平犯科帳であった。

さいごの鬼平犯科帳スペシャルをみたとき、
中村吉右衛門さんの化粧具合が厚く、
ほかの出演者もふけてしまう。
しかたがないのだけれど、
かえどきであったのだろうな、
といまにしておもう。
勝手なものだ。

松本白鸚(はくほう)さん演じる長谷川平蔵をみた。
丹波哲郎さんの長谷川平蔵。
萬屋錦之介さん演じる長谷川平蔵もみた。
脚本はときにおなじであったのかもしれない。
が、そこは映像。
印象はそれぞれちがう。
ちがうから新鮮でもある。

はまり役という。
それは中村吉右衛門さんの長谷川平蔵である。
ちがうひとがやれば、
ちがうできになる。
それでいい。

中村吉右衛門さん生前に、
次の候補をえらんでおくべきであった。
ご法度なのかもしれないけれど、
だれにさせたいか。
だれのがみたいか。
「おいらしかいねぇじゃぁないか。」
中村吉右衛門さん笑っておっしゃるかもしれない。
けれど、
伝統という芸能である歌舞伎をしょって生きてこられたかたである。
忖度せずに、
中村吉右衛門さんご本人に、
たしかめておくべきであったのかもしれない。

ひとは死ぬ。
芸能はのこる、ゆえ。





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脂身(あぶらみ)狂騒 [ことば]

牛肉。
このくにでは、
そのやわらかさが強調されすぎである。

牛肉を生産するがわも、
等級などという、
もっともらしい数字をもうけて、
これでどうだ、
といわんばかりである。

霜降り肉。
脂肪交雑。
脂肪のちらばりの目安で、
よりこまかく均等なものの等級が高くなる。
味の評価ではない。

コービー (Kobe Bean Bryant) ブライアント。
2020年にヘリコプター墜落事故でなくなった、
NBLの名シューティングガード。
かれの Kobe は、
まさしく神戸牛の神戸であるという。

かれの両親が、
Kobe Steak House をきにいり、
神戸 Kobe の由来をしり、
子にその名をさずけたときく。

シュラスコをたべるひとたちは、
霜降り肉はやわらかすぎるという。
かれらは脂肪ではなく、
肉を味わいたいのだろう。

赤身こそ牛肉である。
その赤身には等級はないときく。

牛肉をいただく、
ということは、
牛の赤身肉をいただくことにほかならない。

ニッポンでは、
牛肉をたべるのではなく、
牛脂をたべているというべきではなかろうか。

やわらかい赤身肉こそ、
珍重されてしかるべきである。





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みてたのしいのは、やっていてたのしいから [サッカーの基礎]

監督っていうか、
選手13人しかいないから、
うまくまわすことをかんがえてやっています。

サッカーの本義っていうか本質、
不巡さんおっしゃっていたじゃないですか。
得点をおおくとったほうが勝ち。
それだけだって。
なるほど、
そりゃぁそうだと感心しましてね。

脚の速い選手に走りまわってもらおうということです。

そのこに相手陣地の左半分をまかせています。
相手チームのディフェンスをみて、
つねにオフサイドだけならないように意識していったらいい。
かならずゴールへパスしておわらせること。
それが約束です。
そのかわり、
そこのエリアにはいったら、
かれの邪魔はしないこと。
ただ、かれを援けるならばなにしたってかまわない。
アイディアはつねにつたえること。

で、
のこりの選手が相手のボールを獲りにいくんです。
後ろの選手が、
ゴールヘパスしたいのならば、
いちばんまえの選手の邪魔にならないようにまえにいく。
どうぞどうぞ。

それなら、ぼくもできるってんで、
わがチームにはフォワードだらけです。
それぞれが得意なエリアを指定してきますね。
苦手に挑戦する選手もいます。ははは

得点することで、
失点はへったのかなぁ。
超攻撃的っていわれますけど、
そんなこたぁないです。
みていておもしろいサッカーってのは、
プレーする選手がたのしんでいるからなんです、はい。





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