SSブログ

John Coltrane - I want to talk about you (Soultrane 1958) [音楽]

お気に入りはなんですか?

John Coltrane の I want to talk about you なんか、いいですね。
John Coltrane はいつも Straight に吹いてるんだけれども、それがいい。
感情とか、なんか、どうでもよくって.
それに、いばったような風もない。
これで、どうだ、ってなところがない。
Powerful にきこえるだけで。

最近なんです。
たまたま聴いたんだ。
それが、よかった。
Volume のある音が、なんか、しみったれた感情を、ふっとばしてくれた。
Hey, Guys, never mind.
黙々と、Blow する John Coltrane。

Nihilistic になると、音楽だって聴きたくない。
音楽を聴くって、まだ力がある証なんだよ。
なにも聴きたくなくなるからね。
虚無ってのは、やっかいなしろものさね。

で、John Coltrane の I want to talk about you は Speaker の Volume をちいさくして聴いてみるといいかもね。






nice!(0) 
共通テーマ:音楽

よし、いこう [掌編]

大震災できずつくひとは被災者だけではなかった。
津波の映像をみ、土砂くずれを、洪水を耳にする。
あすはわがみとかれはおもう。
被災地へいくこともなく、義捐もしていない。
被災地へいくことはできただろう。
義捐だってできないことはない。
しないだけだ。
かれはしっている。
あすはわがみ。
かれはおもう。
なにもできないのではない。
なにもしていない。
なにもしない。
それだけだ。
かれは笑わなくなった。
なにがおもしろいのか。
かれはおもう。
だれかがひっぱっていかないと、なにもすすまない。
ひとりがまず、でしゃばることをしないから、だれもあとにつづかない。
あとおいはだれにでもできるから、まず先頭になるひとがでてくること。
いや、そういうひとはすでにいて、ただ脚光をあびないだけなのかもしれない。
メディアにはたよれない。
だれもしないのなら、おれがすればいいだけのこと。
かれは武者震いし、そとへでた。
しばらくして高速で駆けてくる自転車と衝突した。

かれはベッドのうえにいた。
ラジオのコミュニティFMから John Lennon 'Stand by me' がながれてきた。
かれの目になみだがあふれた。

大震災できずつくひとは被災者だけではなかった。
津波の映像をみ、土砂くずれを、洪水を耳にする。
あすはわがみとかれはおもう。
被災地へいくこともなく、義捐もしていない。
被災地へいくことはできただろう。
義捐だってできないことはない。
しないだけだ。
かれはしっている。
あすはわがみ。
かれはおもう。

なみだがながれた。
なみだはまだのこっていた。
かれはおもう。
よし、いこう。





nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感

Lee Morgan - These are soulful days (Leeway 1960) [音楽]

口笛を吹いて歩いているおっちゃんがいる。
ぴーぴーいって、当人はご機嫌だ。
でも、となりであるいているひとはざんねんなことに迷惑らしい。

「だって、恥ずかしいじゃない。」
迷惑はかけていないはずだ。

「まわりをみてごらんよ。そんなひといやしない。」
そういわれればそんなひとはいないか。

思うにこれはクセみたいなもの。
当人はいつもご機嫌だ。

あるとき、となりをあるいているひとが
「あっ、その曲しってる。」
といった。
おっちゃんは、いつものように口笛を吹いていた。
「いっつもふいてるでしょう。おぼえちゃった。」
となりのひとはいった。

These are soulful days 。
Lee Morgan であった。





nice!(0) 
共通テーマ:音楽

Billie Holiday - But Beautiful [音楽]

どうしたんだろう。
好きな音楽を聴くと涙もろくなる。

それでも Billie Holiday はきっとしあわせだったのだろうなぁ。
悲しいけれど、
どこか懐かしく、
それでいてあたたかい。
そうとうな苦労をへてきたのだろうけれど。
ああ、おれも苦労したのだ、と。
いいや、ほんとうは、
みんな苦労するためにのみこの世に生を受けたのだ。

苦労はしたか。
するさ、
するだろう。
生きていくかぎり。

へこたれるから Billie Holiday を聴く。
こころに音楽があれば、
まだましか。

嗚呼、But Beautiful の、
なんとせつないことか。
トランペットのソロの、やるせなさよ。





nice!(0) 
共通テーマ:音楽

電気代が高すぎる [ことば]

電気代が高すぎる。
家賃が高すぎる。
ガスも印紙代も運賃も高すぎる。
携帯電話代も高すぎる。
銀行の手数料など、とられてしかるべきものなのだろうか。
値上げ、だと。
かんたんにいう。

費用がかかるのだからしょうがない。
関係者はいう。
当事者たちがそういうのだから、しょうがないとおおくのひとたちはおもう。

わたくしはそうはおもわない。
生活の基盤が安価で安定していなければ、破綻する。
その割合がふえるのは自明である。
そこに気づくことである。
ではどうするか。
適正価格。
意味からみなおす。
経済学の主題をここにすえる。

政治判断になるという。
ものいう政治家がいなければならない。

わたくしはそうはおもわない。
おおくのひとたちにその関心が高くなれば、ものいう政治家はいらない。
ものかんがえるひとたちが一定の数よりおおくなれば、世はおのずからかわる。
そうならなければ、
世はいっこうにかわるまい。

わたくしはおかしいとおもう。
ゆえに、
かわってほしいと願ってやまないだけなのだ。

やればできる、のではなく。
やればできるかもしれない、のであり、
やらなければできない。
それだけのことである。
かんがえつづけることがわたくしにのこされる手段でしかない。





nice!(0) 
共通テーマ:マネー

いまこそ、自己の責任を問う【コロナ禍、ひとつの対策】 [ことば]

コロナ禍がつづく。
政治判断をのぞむ声がおおい。
が、政治判断でコロナ禍をうっちゃれはしない。
問われているのは、
それぞれのひとがなにをおもい、
なにをするか、
もしくはなにをしないか。

感染症への対応は、まず、
わたくしが加害者かもしれないという前提に立つことである。
わたくしも、あなたも加害者かもしれない。
しらずしらず、感染者をふやしているのはわたくしかもしれない。
そのおそれをしることである。

感染者をふやさないために、
マスクをする、
手を洗う、
大声でしゃべらない、
密集にちかよらない、
密集をつくらない、
密集ができそうなときは分散する。
それぞれがこれらのおそれをもつこと以外に感染症への対応策はない。

政治家の号令をまつまでもなく、感染症への対応方法ははっきりしてきた。
にもかかわらず。

政治家が号令をかけるのをまっているふりをしながら、
いざ号令をかけると、難癖をつける。

わたくしがコロナに感染するのはわたくしの責任。
あなたがコロナに感染するのはあなたの責任。
そうならないために、
わたくしがなすべきことはなにか。
そうならないために、
あなたがなすべきことはなにか。
いまこそ、自己の責任を問うべきではなかろうか。

政治家の判断のまえに、
まずわたくしの判断がまっとうなのか、
どうか、
問うべきではなかろうか。
さすれば、感染させるおそれのある行為はより慎重にならざりをえまい、が如何。





nice!(0) 
共通テーマ:健康

手術は成功しました、という欺瞞 [ことば]

しかし、だ。
手術後に、
「手術は成功しました。」
と医者がいう。
そうか、手術は成功したのか。
これで恢復だ。
とおおくのひとはおもう。

それはまちがいだ。
手術の成功は病気が治るということを意味しない。
むしろ抵抗力がさがっているひとにとっては致命的になる。
寿命をけずる。

手術がすべてを治癒してくれるわけではない。
手術をうけるひとにとっては苦痛。
その選択をまわりのひとがしいているだけなのではあるまいか。

手術をうける。
それは肉体にそうとうな損害をあたえる。
手術まえの緊張とて、そうとうな負荷をあたえる。

おおくの医者は手術をしたがる。
触診もせず。
おおきな病院はいうまでもない。
かれらの関心事は、「ひとの死。」ではなく、手術の成功例をふやしたい。
そんなことはない。
医者はいう。
が、
どうみても、
それが病院の、
ひいてはニッポンの医療の現実。

患者は医者以上にかしこくならなければならない。
かしこくなるというのは勉強ができることではない。
やまいについて、しらべてしらべてしらべつくす。
他方、聴く耳をもつ、いい医師をみつける。
それも「なおす。」だけではなく、
やまいといっしょに暮らしていくというもうひとつの選択肢をもつ、
想像力のある医師をみつける。
その意欲。

じぶんのケツはじぶんで拭かねばならない。
わたくしはおもっている。





nice!(0) 
共通テーマ:健康