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ひたむきに、ただ、ひたむきに [東京オリンピック]

以前、
なでしこリーグができるかできないころのこと。
試合は炎天下でおこなわれていた。
それがいい、といいたいのではない。
世界大会で試合は昼間にくまれていた。

ある選手が、
日焼けでまっくろな顔に、
まっしろな歯をみせて、
いっつもあっついなかでやってるんで、
暑さなんか気にならない。
笑顔でこたえた。

わたくしはたくましさを感じ、
ひたむきについてかんがえるようになる。

設備は不備。
施設とてまだまだであった。
そこにはサッカーができる、
そのよろこびがあった。
たしかにあった。

東京オリンピック。
女子ソフトボールチーム。
男子野球チーム。
この2チームに、
わたくしはそのひたむきを、
ふたたび感じた。
なつかしかった。

競技はともにパリ大会以降、
開催が未定のままである。
その危機感であろうか。
それもあるだろう。
しかし、
そこには、
監督というあきらかなリーダーシップがあればこそ。

リーダーが明確な方向をしめし、
できるだけ細かく、
そのときの最善をつくす。
眼にはみえない、
けっしておもてにでることのない物語が、
チリのように積っている。
そう感じる。

一流の技量をもつ選手諸君がまるで高校生にもどったかのように、
緊張し、
よろこび、
なみだする。
ひたむきに、
ただ、
ひたむきに。
いい顔をしていた。

その姿を、
つぎにつづく、
ちびっこたちはみているにちがいないのだ。

参考
奮闘する女子サッカー
http://www17.plala.or.jp/borisu/fujun_sports.archives04/fujun_sports.7.32.04.html





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